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母『明かり!!何してるの!?早く起きなさい!!』
と、下から母の声が聞こえる。
重い瞼をこすりながらだるい体を起こしカーテンを開けた。
…………………!!??
私の目の前に窓からずいっと顔を寄せて微笑む男…。
明『ゆ、ゆゆ雄馬!!』
雄『よっ寝坊女』
隣の家に住むアイツ。
いつも私にちょっかいをかけてくる嫌な奴。
斎藤雄馬(さいとう ゆうま)…
私の幼なじみである。
私の家の窓と隣のコイツの家の窓って一緒の位置にある。
なんでそんな設計にしたのか意味分からない。
ぎろっと奴を睨む。
明『うるさい!!黙っててよ!!』
コイツの言うことは苛つくことばっかり!!
いつもいつも私を馬鹿にする男なの!!
母『明かり!!いい加減開けるわよ!!』
なんと知らぬ間に母がドアの前に…
コイツのせいで…
明『今、行くってば!!』
私はドアの前に向かい、母と一緒に下へ降りた。
雄『ククク…』
なんとこの時に雄馬が笑ってたなんて知るはずもなかった。
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