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明『里ちゃん!!』
宏樹くんの隣から出てきたのは里ちゃんだった。
えっ…ということは…
ん…ちょっと…待って!!
もしかして…
明『2人とも見てた…??』
私は一瞬にして顔が青ざめる。
二人は顔を見合わせてから満面の笑顔をこちらに向けて
里・宏『そう言うこと☆』
と同時にそう言った。
なっ…なにぃぃぃ!!??
まさか帰ってなかったとかいうオチだなんて…。
というかいるんだったら言ってよ!!
私てっきり帰ったのかと…。
そして顔がみるみる真っ赤になっていく。
明『まっ…まっさかー!!』
本当に信じられない…というか信じたくないため私は雄馬から離れて里ちゃんのいる方へ歩もうとすると…。
雄馬が思いっきり私の腕をひっぱり私は雄馬の胸板に突撃…
いったー!!
さっき鼻血止まったばかりなのにまた出てきそうになった。
雄馬は私をぎゅうっと抱きしめてボソッと私だけにしか聞こえないように耳打ちする。
『俺から離れんなよ』
明『―――ッ!!?』
心臓が大きく跳ね上がった。
予想外の出来事に頭がいっぱいになる。
宏樹くんと里ちゃんがいることを忘れてしまっていた。
全身が熱い…雄馬に触れられている部分が特に…。
里『そのまさかだよっ♪』
宏『見せつけてくれるねぇ…雄馬こんな大胆になっちゃって…嫌らしい子に育ったもんだな★』
2人のせいで余計に顔が真っ赤になった。
茶化されるのは本当に馴れていない私は、いちいち反応してしまう。
――私達が結ばれた日は、親友のいる前で行われた。
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