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明『最悪!!もう先に行くから!!雄馬はお母さんの車乗せてもらって行けば??』
頭に血が昇ってつい言ってしまった。
…ホントは、こんな事言いたかった訳じゃないのに。
そういえば私さっきからヒドい事やったり言ったりし過ぎだな…。
雄馬のこと…嫌いだけど、雄馬がいなければ何も出来ないし。
何、この心にぽっかり穴が開いたみたいな感じ…。
馬鹿みたい…自分。
でも何でこんな泣きそうになるの私??
自分で言っといて何でこんな辛いの??
ズキズキと痛む胸と涙が出そうになるのをグッとこらえる。
雄馬は置いていき階段を下りて玄関に行き靴を履く。
明『行ってきます…』
なんか急に疲れがドッと溜まったような感じがする。
明『最悪なのは私のほうだな…』
玄関でぽつりと1人呟く。
そう言ってから私は急いで家をでて学校に駆け出した。
雄馬が私の異変に気付いていたのに私は気付くわけがなかった。
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