ストーリー1

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** …からかいすぎちゃったか??; また俺は明かりの蹴り上げを喰らってしまった。 いってー!!死にそう… …あ。一回三途の川まで歩いてたや。 明『…最悪!!もう先行くから!!雄馬はお母さんに車乗せってってもらえば??』 言われた途端ズキッと胸が痛む。 そして最悪という言葉が俺の頭の中でグルグル回る。 なんていえばいいのかな…こう…胸が締め付けられるような、そんな感じがする。 …大丈夫かな俺?? …俺は明かりのことどう思ってるんだ…?? って俺は何言ってんだ…。 なんか高校になって変わったような 可愛くなったのかな??大人のオーラが出ているというか……。 なんて言えばいいかわからねえ。 明かりが他の男子と話してるの見ると苛つく。 俺の明かりに触れるなみたいな…変な感情がじわじわと俺の中で回ってる。 明かりをからかうのは面白いし 明かりの笑った顔、仕草、なんか好き。 …この気持ちは一体なんだろう。 ――お互いの《好き》の気持ちは伝えたい相手に伝わらない。 この感情が、恋、だと言うことは自分自身でさえも知らない。 ―近いようで遠い。 もどかしい距離なのだ。
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