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「…どぅして?」
「年明けぐらいかな?田宮さんって人が店に来たんだ。
…キャバクラのこと聞いたよ」
それは思いもしない言葉だった。
圭介から出たキャバクラという単語。
そっか…全部知られちゃったんだ。
あの夜、店長に圭介の店を教えていた。
でもなんで店長が?
圭介は何を思ってここに来たんだろう。
責めにきた?
それは当然のことだね。
覚悟はできている。
でも圭介はすごく優しい顔をしていた。
「全部は聞いてないよ。ただ許してやって欲しいって…会いに行ってやってくれって…田宮さんそればっかりでさ。
あとは里沙に聞けって」
…店長。
なんで店長が圭介に伝えたか分かったよ。
これは店長がくれたラストチャンスだ。
圭介と向き合うこと。
そして自分自身と。
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