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夕「狭いですけど…。」
案内されたのは小さな小屋。
全部で8畳位の広さだろう。
桜華「偉いね。一人暮らしなんて。何か出来る事があったら言ってね。」
部屋(と言っても1部屋しか無い)の隅に荷物を置く。
夕「優しいですね。寒いですよね?今、囲炉裏に火を点けます!
いつも、味噌にご飯を入れるのしか食べないんで…。」
恥ずかしい。これならもっと貯金しておくんだった。
毎日雑炊何だもん。近所のおばちゃん達がくれる野菜とか野菜とか…たまにご飯と漬け物とか。
桜華「雑炊?夕さんが作ってくれるの?ありがとう。出来る事なら手伝うよ。」
夕「大丈夫ですから!
座っていてください!」
何もせず、桜華は夕をずっと見て待っていた。
夕「出来ました!」
その日は2人に何も起こらなかった。
桜華「おやすみ。」
壁にもたれ、羽織りをかけて寝る桜華。
理由は…
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