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土方「オイ!どうした!?桜華!」
桜華は頭を抱えて震えだした。はじめて土方を見たときより酷い。
『貴様はタダの物だ!物の分際で…!!』
父の言葉、表情が頭を巡る。恐怖も殴られた、切られた痛みも…。
土方「桜華!」
桜華を抱き締めた土方。
土方「大丈夫だ!!お前の親父は居ねぇ!
俺達は何もしねぇ!
落ち着け!桜華!!!」
桜華「あ…わ、私…。」
―ガクッ
『桜華[さん]!?』
…土方さんの身体…温かかった……な。
気を失ってしまった。
桜華「私…?」
近藤「桜華さん、大丈夫?」
土方「大丈夫か?」
目を開けると近藤さんと土方さんの心配そうな顔が見えた。
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