壱拾

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桜華「…山崎さん。」 食べ終わり、夕は桜華の分まで食器を片付けて洗い物をしているため部屋に独りきり。 山崎「何~?」 驚かすつもりが毎回驚かされるな~。 桜華「初めて怒りました。 あれが怒りなのか分かりません。 でも、イライラするんです。どうすれば良いですか?」 やっぱり、あれはカッとなったのか~。 山崎「訓練再開するけど良い~?」 桜華「はい!」 そうして、何故か屋根へ移動する。 山崎「じゃあ、気配を消そうか。魁。」 先に屋根に居た魁は桜華の隣で気配を消す。 やっぱり、桜華の力だな~。 以前は気配を消しきれてなかったが今は、殆ど消えているな。僅かに漏れてる気配は…桜華に対する思い。 山崎「魁、一応合格。 でも、心を無にしないとね~。 次、桜華。自分を消す感覚でね~。」 一応誉められた魁は複雑ながらも喜んだ。 俺も無に出来ないけどね~;。 監察失格だよね~。
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