壱拾

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桜華「薫ちゃんに会いに行くついでに変装するには良いでしょ?」 魁の雰囲気からして同じ行動をとっていることが分かったので、島原に来たのだ。 魁「で、でも…。山崎さんにすぐ見つかりますよ?」 桜華「きっと大丈夫です。 私が歩くだけで目立ちますから。」 髪に目が行ってしまう。 髪紐で縛ってある白い髪と赤い着物の美人(桜華)。 魁「ごめん…そんなつもりで言ったつもりじゃ…。」 桜華「分かってますよ。魁さんは優しい人ですからね。」 笑顔で言った桜華。 ―ドキッ 主人「あ、居た居た。 桜華さん。座敷に上がってもらえるかな?」 突然の主人の申し出に魁は目を丸くした。 座敷に上がるって事は…!! 桜華さん、お酒飲めるの!? それより、山崎さんに殺される…。桜華さんを気に入ってるからな…。どうしよう;。 かなり焦っている魁。
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