壱拾

32/47
前へ
/894ページ
次へ
桜華「お酒が無くなりましたので、私が持ってくる間、失礼が無いようにと言ってました。」 男1「そうか!頼むぞ!」 桜華が出て行った。 男1「すまないが、コイツを運ぶので戸を開けてくれないか?」 魁「あ、はい!」 部屋の奥にある戸を開く。其処には布団がひいてあった。 ―ッ 男1「ったく…、潰れるまで飲むなっての。な?」 魁は戸の近くで立っている。 男1「桜の方が好みだが…。」 男が一歩ずつ近付いてくる。 どうする?逃げられないし…。 だから、僕は監察失格なんだ。考えろ。山崎さんならどうする…? 桜華「戻りました。」 良かった…。もう少しで; 男は舌打ちしたが、酒を飲み出した。
/894ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4250人が本棚に入れています
本棚に追加