壱拾

37/47
前へ
/894ページ
次へ
土方「…島田か?」 廊下で煙管片手に近藤と酒を飲んでいる土方は魁の気配を読んだ。 魁「只今、戻りました。」 庭、土方達の前に膝を着いて魁は2人を見る。 近藤「お帰り。桜華君は笑っていたかい?」 魁「はい。それと、お耳に入れたいお話がございます。」 すると、土方は後ろにある自分の部屋の障子を開けた。 土方「島田…熱燗で、つまみもな。」 近藤「飲み過ぎは身体に悪いよ?」 土方の後を追うように近藤も部屋に入って行った。 魁「はい!」 土方さん…桜華さんに優しいな。 魁は急いで熱燗とつまみのスルメを焼き、部屋に向かった。
/894ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4250人が本棚に入れています
本棚に追加