壱拾

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―スー 魁「一隊長!?」 障子が開くと一が寝ている桜華を抱きかかえて入ってきた。 一「静かにしろ。布団を頼む。」 そう言われた魁は急いで布団をひいた。 一「土方さんを呼んでき「居るぞ」。」 魁「うわぁ!」 いきなり現れたヤクザに驚く魁。 土方「魁、手拭いとお湯を持ってきてくれ。」 魁「わかりました。」 部屋をって行った魁が見えなくなってから一が口を開いた。 一「土方さん、今回の事はあなたが考えた事ですね?桜華はこの新撰組の華。華が無くなっただけでこんなに騒ぎになる。 あなたは考えた。『桜華を零番隊隊長にした時の影響を』どうでしたか?」 冷たい言葉を浴びせる。 怒りだ。桜華を使った怒りを。 自分達ならまだ許せる。人殺しなのだから…。
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