壱拾

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土方「春、桜が咲いたら隊長にする。」 一「あなたは…!」 桜華を利用するなんて…! 土方「そうすれば、新撰組零番隊隊長としてアイツの居場所が完璧に出来上がる。 切腹の件はありゃわかる奴は無理だって気づくだろ?」 そうだ…。 桜華は傷を癒やす力がある。 魁「お待たせしました。」 控えめな声と共に入ってきた魁。 手には桶と手拭い、夕食が2つ。 土方「その飯はなんだ?」 魁「それが…、皆さん食べ始めていまして…。どうにか取ってきました。」 一「すまない。お前の分はあるのか?」 膳を受け取った一は自分と土方の前に置いて、魁の分が無い。
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