壱拾

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魁「自分の分は台所に置いてあります。」 そう言うと魁は自分がどうすれば良いのか分からなくなった。 自分の部屋とは言え、目の前には副長と隊長。 土方「飯食って風呂入ってこい。帰ってきたら障子の前に座ってろ。誰が来ても入れるな。」 無二を言わさない土方の言葉。 魁は急いで必要な荷物をまとめ部屋を出て行った。 一「土方さん、今のはヒドいですよ。仮にも部屋の1人何です。」 逃げるように出て行った魁を哀れむ一。 土方「一ぇ。悪いがちょっと手伝え。」 一「何をする気ですか?桜華に手を出すところされますよ。」 不審な目で土方を見る一。桜華に手を出そうとしていると勘違いしているらしい。 土方「ちげぇよ。桜華を起こすんだよ。夢見してもらう。」 一「寝ている子を起こすんですか?鬼ですね。」
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