壱拾壱

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桜華「…此処は?」 自分が居る場所を見回した桜華は昨夜の事を思い出した。 そうだ…。昨日、帰り眠くなって一さんが抱っこしてくれて…そのまま、寝ちゃったんだ。 夕「おはようございます。」 右隣から聞こえた声。夕が起きたばかりらしい。 桜華「おはようございます。」 浴衣がはだけていたので慌てて着直した。 夕「桜華さんは寝間着を着ないのですか?」 夕は浴衣と違った着物を着ている。 浴衣よりゆったりとしている。 桜華「浴衣の方が良いんです。今から朝食を作るのですか?」 魁「おはようございます。桜華さん、夕さん。」 音もなく部屋に入ってきた魁に夕は驚くが、桜華は笑顔で迎えた。 桜華「おはようございます。魁さん、昨日の事話しましたか?」
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