壱拾壱

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桜華「顔を上げて下さい。」 全員が頭を上げる。 一と総司は土下座はせず、頭を下げるだけだった。 桜華「山崎さん。あなたがやったのでしょ?」 天井から降ってきた山崎に誰もが驚く。 山崎「バレてた~?」 桜華「はい。どうでした?信憑性ありましたか?」 2人で会話を始める。その間、誰もが2人を見る。 山崎「2人の情報、信憑性ありあり~。最近、浪士の入りが多いらしいからね~。」 昨夜、桜華の寝顔を見てから京都の外れ近くにある役所まで走って情報を得たのだ。 桜華「そうですか…。私、役に立てましたか?」 わぁ…可愛いな~。 桜華も同じ監察になるんやなぁ…。心が折れへんか心配やな…。 せやけど、一生懸命頑張っているんやから自分が守らなぁアカンな。
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