壱拾壱

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土方「今日は新八と平助の間か。」 近藤と最後に入ってきた土方は座ってから桜華が総司の隣にいない事を見てにやけた。 総司の奴…、試合に持ち込んだが反対されてじゃんけんになったな…。 クックック。あいつ弱いからな。 近藤「食べる前に話がある! 昨夜、桜華君と島田君が6日後に“ただの”浪士の集団が新撰組に攻め込むと情報を持ってきた。山崎君が信憑性を確かなものと判断した為、向かい伐つ事にした。 トシ、何か言うかい?」 ただのを強調して言う。 既に座っている土方にふる近藤。 土方「…桜華達は“島原”で情報を得た。魁の話だと…桜華を“口説いた”挙げ句、“床に連れ込もうとした”(※今作った)らしい…。」 おうおう、血走ってんなぁ。 挑発にうまい具合に乗ってくる。土方が強調した部分に対し、殺気立つ者が多い。 桜華はなにがなんだか分からず、魁は顔を青くしている。 土方「刃向かう者は容赦なく斬れ!」 『おー!!』 近藤「みんな意気投合してるな。作戦は6日後通達する。じゃあ!いただきます!」 新撰組の殆どが桜華を好いている事に気付かない近藤はただ仲が良いと思っている。 新八「桜華、稽古と見回りが終わったら甘味屋行こうぜ。」 食事中に言う新八。誰も口出せず睨むだけ。 藤堂「ぱっさぁん。“俺達”とって言えよ。なんか必要な物あるか?」
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