壱拾壱

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新八「でさ~、桜華がぱっさぁんって呼んでくれてさ~。」 食事が終わり、稽古しようと部屋を出るとき2人と会った新八は桜華に呼ばれた話を永遠としていた。 平助「うるせぇ。」 左之「何度言えば気が済む…誰だ?」 道場に近付くたび音が聞こえてくる。 ―バシッ ―タンッ ―タン、タンタン ―バシッ、バシッ、バシッ 音もなく3人は道場に入った。 新八「…桜華と総司…。」 2人とも楽しみながら竹刀を交わえている。 平助「凄いな…。」 左之「有り得ねぇ。桜華、総司と対等…それ以上だ。」 黙って見ている。 いや、邪魔してはいけないんだ。邪魔出来ないんだ。
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