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総司「馬鹿な人達に今の技を説明してあげて下さい。」
私は見えていた。やれと言われたら出来るか分からない…。峰打ちより難しいかもしれない。
桜華「簡単ですよ。ぱっさぁんが刀を振り上げた瞬間に持ち手を上に打ち上げるだけです。」
『へ?』
全く理解出来なかったらしい。
総司「はぁ…。桜華さん、ぱっさぁんの真似を。」
そうして、桜華の技をゆっくりと見せた。
『おお!!』
馬鹿な3人が感動している頃、隊士が入り始めた。
幸田「桜華さん!稽古お願いします!」
幸田が連れてきたのは零番隊士。
桜華「はい。じゃあ、準備運動から…屯所を雑巾掛けをしながら走りましょう。」
『おー!』
零番隊士は桜華について行き雑巾掛けをしながら走った。
土方「騒がしいな。」
零番隊士の足音に眉間にシワを寄せる土方。
近藤「桜華君に任せたんだろ?彼なら大丈夫さ、王手。待ったは無しだよ。」
将棋盤を睨むように見てから土方はため息をつき、頭をかいて近藤を見る。
そんな土方を見て笑いながら冷めたお茶を飲んだ。
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