壱拾壱

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左之「ほらよ。」 満足そうに言った左之。 総司と同じ様に縛ってもらった桜華。新八は部屋を物色している。 桜華「ありがとうございます。」 隊士1「永倉隊長~!原田隊長~!見回りの時間ですよ~!」 隊士2「何処に居ますか~!」 見回りに来ない隊長を探す隊士。その声を聞いて新八と左之は慌てて部屋を出た。 桜華「山崎さん。どうしたのですか?」 山崎「コレも駄目か~。桜華にはかなわないな~。」 押し入れから出てきた山崎。桜華を吃驚させる為に稽古が始まってからずっと居たのだ。 山崎「桜華はクナイ使いたい~?」 懐からクナイを1本取り出しクルクル回しながら言う。 本当は使って欲しくないんだよね~。監察…忍は辛いから~。土方の野郎め、零番隊隊長と監察をさせるなんて…。許せへんなぁ。
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