壱拾壱

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桜華「新撰組の役に立つなら。」 真剣に答えた桜華。 私は新撰組を守る。その為ならどんな力でも欲しい。 なんちゅう子や…。 会って間もない人斬りの為に命をかけよる。 自分らの想像を超えた生活をしとったのに…、生きるのに必死やったハズの子とは思えへん。 強いなぁ。心身共に。 山崎「訓練しよ~。魁もやってるハズだから~。」 桜華は山崎に着替えずついて行った。 そう言えば、魁やる気出したな~。以前とは違った意気込みが感じられるし~……まさかね~;。 魁「あ、桜華さんも修行するんですか?」 童顔で可愛らしい魁が桜華に気付き近付く。 山崎「魁~?目標は達成出来たの~?」 魁「今、出来ました!用意された物、全部投げ終わりました。」 指差した先には雀位の大きさの的が。 距離的に見てだから…かなりある。 山崎「何本刺さった?」 魁「え…と。」 針の穴を数える様なものだ。山崎でさえ、桜華と着いた時からずっと数えていた。 桜華「58本ですよ。」 魁が数え終わる前に桜華は言った。2人とも驚いている。
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