壱拾壱

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山崎「すまへんが、肩も触らしてぇな。」 着物の上から肩や背中を触る。 新八「山崎!何やってんだよ!」 見回りから帰って来たばかりなのかダンダラを着たままの新八と左之が桜華に触っている山崎に駆け寄る。 山崎「桜華の筋肉の付き具合を見てただけだよ~。」 新八を睨みながら答える山崎。それに負けじと新八も睨み返す。 左之「…魁、どうだった?」 オロオロしている魁に左之は優しく聞く。 魁「あ、あの…凄く良かったです。」 桜華「本当!?嬉しいです!」 その顔は華のようだ。 新八「桜華!着替えてくるからお前も着替えたらどうだ?昼飯と甘味屋行こうぜ!」 食べ過ぎだろ…。まぁ、桜華が喜ぶならいいか。 左之は新八の後を追いながらそう思った。まるで兄のようだ。
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