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桜華「着物貸してもらえませんか?」
総司は山崎を胡散臭さそうに睨む。山崎は桜華にニコニコしながら総司をチラ見する。
総司はん、自分が桜華はんの忍び込もうとしてたんと思っとるな…。
あながち間違っとらんが、自分は見守っとるんやけどな。
山崎「良いよ~。俺の部屋においで~。」
桜華の手を引いて部屋を出て行ってしまい、総司は取り残された。
総司「……片付けてあげましょうか。お礼は何が良いですかね……。」
1人呟くと桜華の広げた着物を片付け始めた。
部屋に着いた山崎は桜華に似合う着物を選び始めた。
何が良いかな~。
桜華「沢山ありますね。」
山崎「変装するのに必要なんだよ~。コレ、どうかな?」
山崎が渡したのは赤い手の込んだ刺繍の着物。一目見ただけで高いと分かる。
凄い綺麗…。
山崎「着てみて~。帯はコレが良いかな~。外に居るから~。」
山崎が出て行くと桜華は自分に似合うかは関係無く着替えた。
桜華「山崎さん。着替え終わりました。」
部屋に入った山崎は目を丸くした。
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