壱拾壱

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桜華「…変です…か?」 反応を示さない山崎に悲しそうに聞く桜華。 山崎「ち、違うよ~。綺麗だからね~。せっかくだからおめかししよ~。」 嬉しいそうに頷いた桜華は座った山崎の隣に座った。 やっぱり女の子だな~。 中性的な顔立ちだから気付かなかったけど美人だ~。 桜華に手を出そうとする隊士の気持ち分かるな~。 総司は綺麗らしいし、魁もそれなりに可愛いらしいけど…男色は全くないし~。 桜華優しいし~、島原行って客の相手(酒を注ぐ)したからなぁ~。 などと考えながら髪を結い、化粧をする。 山崎「終わり~。土方さんの所に行って確認しに行こ~。」 鬼がどんな顔するか楽しみだな~。 土方の部屋に向かって歩く。 隊士1「あ、あれ!桜華さん!?」 隊士2「スゲェ美人!」 隊士3「俺、告白しようかな…。」 隊士達は桜華を見る度そのような言葉を口に出した。 桜華「土方さん。桜華です。」 土方「入れ。……ブゥ!」 飲んでいたお茶を吹き出してしまった土方。
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