壱拾壱

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山崎「汚~い。」 咽せてる土方に山崎は言った。幸いにも被害は畳と土方のみ。 桜華「どうですか?」 土方「ゴホゴホ…大丈夫ゴホ、だ。ゴホ。」 山崎め…💢ふざけんなよ。 変わりすぎだ! 桜華は島原でも十分やっていけるような変装っぷりで、いつもの面影は全くなく髪でわかる程度。 桜華「じゃあ、行ってきます!」 山崎「刀は置いていかないとだめだよ~。」 雪椿を手に持って居たのだ。女物の着物なので仕方がなくだが。 桜華「どうして…?」 涙ぐむ桜華。山崎はどうしようかと慌て、土方を見る。 桜華に嫌われたくないのだ。 土方「…女は刀を持たねぇんだよ。心配なら連れに持たせろ。」
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