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土方「お前にやる物があるんだよ。ほら。」
渡されたのは新選組ねダンダラ。背中には《誠》の文字が。
土方「桜華。コレを着たらもう戻れねぇ。それでも着るか?」
コレを着たら人斬りになる…。
俺達と同じ人殺しに。
土方に聞かれた桜華はダンダラを持つ手に力を込め、笑顔で土方を見た。
桜華「着ます。私は新選組零番隊隊士ですから。
だから、恨んでませんよ。むしろ嬉しいんです。土方さんや近藤さんが私を認めてくれた事が。」
餓鬼の癖にいっちょ前に言いやがって。
土方は桜華の頭に自分の大きな手を乗せた。
土方「頼もしいな。無理はするな。少しでも辛いと感じたら俺を呼べ。」
桜華「はい。頑張ります。」
―スパン
部屋から出て行った桜華。土方は着替え自分のダンダラを着る。
最初は怯えていたクセに今は一端の侍…新撰組。
ったく分かんねぇな。
土方「近藤さん。入るぜ。」
考えている間に近藤の部屋に着いた土方。
近藤「トシかい?どうぞ。」
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