壱拾弐

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土方「始まったか…。」 手前から隊士、一、源さん、山南と土方、近藤と言う順で座っている 呻き声や刀がぶつかり合う音などで分かる戦いが始まった事が。 一「…土方さん。」 土方「許可出来ねぇ。」 一が考えていた事がわかっている土方は答えた。 土方「山南も理解しろ。 桜華の居場所を確立させなくてはいけない。一刻も早くな。」 早くしなくいといけねぇんだよ。 仕方がねぇんだ。早くな。 近藤「トシ、何を焦ってるんだい?」 土方「…山崎から桜華の保護者が探し回ってると報告があった。 ヤバいんだよ。」 金目的の大人。 土方の発言に全員が驚き、目に怒りを宿した。 山南「成る程。何故、話さなかった?」 黙っていた山南は口を開いた。怒りを露わにして。優しい仏のハズなのに。
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