壱拾弐

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山崎「どうしたんや?一はん。」 一の慌てっぷりに驚く山崎。感情を外に出さなかった一が桜華が来てから表せている。 一「土方さんが大至急来いと。」 山崎「連れていけ!早よせんと間に合わなくなる!お前!桜華の部屋に行き布団と手拭い、お湯、白湯の準備を! 早よ行け!」 隊士「はい!」 一は山崎を連れ、桜華と土方所へ向かう。 俺だけ蚊帳の外か? 一の心情は乱れている。常に冷静なハズの一はこれほど乱れた事が無い。 昔から剣道をやっていたため、精神一到は出来ているハズなのに。 土方「来たか。」 ―スパン 山崎「土方は!…桜華。」 土方に抱えられている桜華は全く動かない。 一「桜華!?」
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