壱拾弐

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山崎「土方はん。桜華を部屋に。用意させておる!」 障子を開けたまま桜華の部屋の方向を指差す。 土方「一、お前も手伝え!」 桜華を抱き上げた土方は山崎を先頭に進む。 桜華「ア゛ァ!」 土方「始まった!」 桜華が呻き声を上げたと同時に部屋に着き、土方は布団に寝かせて土方は手拭いで手の平を巻く。 土方「一!押さえろ!」 一は桜華の土方を掴もうと暴れている腕を押さえる。 土方は口に手拭いを巻く。 山崎「土方はん!あの話ホンマやったんか!?」 土方「黙って腕抑えろ!」 山崎は桜華の足を押さえる。全員が汗を滲ませている。
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