壱拾弐

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華桜「俺は桜華のもう1つの人格。せっかくだから、俺から話した方が楽だろ?な、トシ。」 今は休め…。そしたら、何時もの笑顔に戻ってくれ。 平然と話す華桜に目を丸くする山崎とため息をつく。 ったく…、面倒クセェな。 華桜「山崎、下はススムだよな?ススム、テメェ俺達の過去探ったらしいな。どうだった?どす黒かっただろ?」 桜華が笑うのとは別な男らしい笑い方。 華桜「面倒クセェが全部綺麗に話してやる。だがな条件がある。」 保険をかけとかないと、安心出来ねぇんだよ。傷付かない為にな。 『条件?』 面倒臭そうに土方は頷く。既に承諾しているらしい。 コイツは桜華が一番なんだな。ったく。 土方「条件ってのは?」 華桜「桜華の好きにさせろ。コレだけだ。 テメェが知っている過去は表向き。本当はもっとヤバいぜ?」 山崎は外から見えるよう障子に『入るな』と書かれた紙を貼り、中に戻ると周りに気を配りながら一同様承諾する。
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