4250人が本棚に入れています
本棚に追加
近藤「どうしたんだい?」
部屋には近藤が報告を聞き、山南がまとめていた。隊長が座っている。
土方「桜華の隊士が重傷を負ってな…、記憶を戻さないか心配だったんだ。暴れるのが予想出来たから一を連れて行った。
すまない。」
土方が謝った。近藤を始め全員が驚いた。謝る事が殆ど無い土方が自ら謝罪を述べたのだから。
一「私は見回りに行きます。」
そう言って礼をしてから隊士を連れて屯所を出て行った。
総司「土方さん、桜華さんは記憶が無いのですか?」
墓穴を掘った土方。
どうしたんだ…俺は?
冷静で冷酷な鬼で居なくてはいけないのに、俺は何をしてるんだ…。
土方「…保護者が与えた恐怖で幼少の頃記憶を無くし、髪が白くなった。
山崎が個人的に調べた結果だ。」
そう言うと近藤の隣に座った土方。
山南「敵は殲滅。負傷者は3名…内1名重傷。
ただし、全員治療が完了している。
今のところは何もないよ。」
近藤「今回はかなり早く終わったからな。明日でも宴をやろうか。桜華君の歓迎会も含めて。」
そりゃあ、血走ってりゃ早く終わるさ。総司なんか真っ赤に染まってらぁ。
隊士は必要無かったな。
歓迎会に目を輝かせる隊長達。
『(桜華と仲良くなれる!)』
最初のコメントを投稿しよう!