壱拾五

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桜華「何で総司さんを殴るんですか?」 山崎の右腕は桜華の両腕によって止められていた。 山崎「何でってなぁ…。総司に接吻されたんやろ?自分はな桜華が好きなんや。好きな奴が接吻されて怒らない奴はおらへん。」 無自覚やったんか?自分、あからさまに行動してたんやで? 山崎は自分が桜華に対し、行っていた行動を振り返った。 抱きしめたり、物をあげたり、甘味屋へ行ったり、手を繋いだり…。 桜華「?…山崎さん。山崎さんは私が好きなんですか?」 山崎「大好きや。」 即答する山崎に驚く桜華と苛立ちが頂点に達しそうな総司。刀に手をかけて抜刀の準備をしている。 総司「私もです。」 山崎に負けじと爽やかな笑顔で言う総司。山崎と違う中性的な顔立ちが栄える。 桜華「私もです!」 2人を抱きしめる桜華。急な事に対応出来ない2人は呆然としているだけだ。 桜華「喧嘩しないで下さい。今日は山崎さんと総司さんの間に座りたいです。駄目ですか?」
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