壱拾五

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山崎「そこに座って~。 今回の潜入は長州が勢力を集めているらしい所へ行く。目的は3つ。 まず、長州の誰が関わっているかを突き止めること。 次に勢力の確認と目的を知ること。 最後は必要があれば全滅させる。 分かった~?」 真面目な顔で言う山崎に自然と背筋を伸ばした桜華。 コレが潜入…。バレたら全てが台無しになる。 桜華「はい。」 山崎「夫婦として潜入するの~。」 しばしの沈黙。 駄目だったのかな?でも、夫婦って決めてたし…いつでも居られるから安心できる。 桜華「夫婦ってなんですか?」 …え? 考える山崎。 恋人…無理だ。分からない、両親を例えるのは嫌だ…。あ~!!どうすれば良いのかな~。 山崎「えっと…。仲のいい男と女の事だよ;」 苦し紛れの言葉。これなら桜華はわかってくれると思った山崎。 桜華「なら大丈夫ですね。」 山崎「夫婦だから仲良くしようね~。行っておいで~すぐ帰っておいで。やることがあるから~。」 桜華は山崎に礼をしてから竹刀を持って出て行った。 理性保っとかないと大切だな…。
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