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山崎「これで良いんだね~?」
桜華「はい、ありがとうございました。」
山崎は手早く片付けると机の隅に自分の手紙と並べて置いた。
やっぱり、監察は大変なんだな…。
山崎「桜華、髪を黒く染めるよ~。」
白髪は目立つ。桜華の命の危険を減らすためには必要な事。
桜華「はい。」
今から私は別人になる…。山崎さんと夫婦になる…。
桜華の心は決意でまとまっていた。
山崎「コレを髪に塗るよ。いい?潜入中は髪を濡らしてはダメ~。濡らさなければ大丈夫だから。」
山崎が持ち出したのは黒くドロドロした液体。臭いは無いが怪しい。
桜華「分かりました。」
山崎を信用している桜華は何の躊躇いもなく答えた。
山崎「塗るよ~。」
黒くドロドロした物に手を付け、桜華の髪に塗る。塗られた所から黒く染まる。
物が無くなる頃には桜華の髪は漆黒になっていた。
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