壱拾五

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桜華「荷物は何をまとめた方が?」 設定では江戸から来た若夫婦って事になった。 江戸から京都…かなり距離がある。旅の支度は何が必要なのか知らない桜華は山崎に聞いた。 山崎「着物を一枚と簪一本。あとは俺が持つよ。」 殆ど何も要らないのだ。 桜華「雪椿は?」 刀。土方さんに買ってもらった刀は肌身離さず持っている。 置いて行きたくない…。我が儘だけど、土方さんに買ってもらった大切なものだし…。 山崎「…俺が持つ。それなら良いでしょ~?」 桜華の気持ちがわかる山崎。山崎自身常にクナイを持っているのだ。 山崎「懐刀は自分で持ち歩きな~。着物は俺の貸すから~。」 桜華「はい!」 山崎の着物と簪を風呂敷に包む。山崎は着物と簡単な治療道具、薬を持つ。
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