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土方「おやすみ。」
優しい顔で言う土方。照れてるのか耳が赤い。
本当に鬼の副長なのか。と疑いたくなる。
桜華「おやすみ…って言われるの…初めてです。」
土方「そうか…ん!?」
袖が引っ張られて驚く土方。
桜華「ごめんなさい。」
背を向けた土方の袖を掴んでしまった。何で、こんな事したんだろう…。
頭から布団を被り、手を入れた桜華。
土方「…居てやるから。」
桜華の少し出ていた手を握る。
桜華「おやすみなさい。」
ホッとした。
今まで夜寝るときは泣き疲れた時で冷たく真っ暗な蔵だったから、布団に入り誰かの温もりを感じたのが嬉しい。
土方「あぁ。」
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