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―スパン
土方「待たせ…近藤さん。仕事[あそんで]るはずですよね?書類の山と。」
近藤「トシ、君達の分もあるよ。
桜華君、トシの羽織をかぶってきたんだね。」
お盆の上にぬるくなったお茶が2人に差し出された。
土方「近藤さん…。お願いですから仕事に戻って下さい。」
終わらなくて俺に回って来るのは嫌だ。
近藤「そうするよ。そうだ、新しい隊の話しておいたよ。
じゃあね。」
―モキュ、モキュ、モキュ
そう言い残して行った近藤。
―モキュ、モキュ、モキュ
土方「新しい隊…零番隊。正式には新撰組特別部隊…💢」
―モキュ、モキュ、モキュ
土方「総司!モキュモキュって何だよ!何食ってをだよ!」
人が真剣な話をしているのに何だよ!モキュモキュって!
総司「モキュ。」
茶菓子を器ごと抱えて食べ続けている総司。
一は『はぁ…。』と溜め息をついた。
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