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正面から総司に抱きしめられた桜華。 山崎「そうだね~。」 総司に便乗して後ろから抱きつく山崎。 一「自分を傷つけるな。」 震えている総司を隠すように正面に立ち、猫を抱く一。 土方「俺達はお前を守ってやるよ。」 ポンポンと頭を撫でる土方。 桜華「私…、皆さんの役に立ちたいんです。 初めて此処に居たいと思えた人達が居るんですから…。 だから…。」 言葉に詰まる桜華。 言わなくちゃ。 “私を…本当の私を置いて下さい”って。言わなきゃ。 土方「お前ら離れろ。」 土方は桜華の正面に立つ。 『はい(は~い)。』 3人は素直に従い離れる。 土方「桜華。お前を新撰組特別部隊…零番隊にする。 幕府の為に命をかけて戦う同志として…。」 真面目な土方。 張り詰めた糸のような空気。 桜華「嫌です。」
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