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桜華「私が守るのは新撰組の皆さんだけ。 幕府なんて関係ないです。」 そう言い切った。自信満々の笑顔で。 ―プッ…。 土方「そのいきだ。」 吹き出したのは土方だった。 総司「桜華さんは私が守ります。」 山崎「俺が守る~。」 一「…俺が。」 ったく…。 分かりやすい奴ばかりだな…。桜華が女だと分かった途端コレかよ…。 土方「全員で守る。刀、買いに行くぞ。」 溜め息をついて桜華の腕を引いた。 山崎「俺も行く~。約束だからね~。」 部屋を出て行った2人を追いかけて走った。 『桜華(さん)に何か買ってやる(ります)か…。』 湯のみを持って出た2人は声を揃えて台所を出て、屯所を後にした。 仕事を放棄して…。
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