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―ザクッ
桜華「この子にします。」
桜華の右腕は傷1つ無かった。
土方「桜華!テメェ何やってんだ!」
桜華「何って…雪椿に認めてもらう儀式みたいなのを…。」
雪椿…。この刀の名前。
雪のように白く、椿のように首を落とす。
土方「ふざけんな!腕持って行かれたらどうするんだ!」
胸ぐらを掴み怒る土方。
やることが無茶苦茶なんだよ…。
俺だって、怒鳴りたくねぇんだ。
山崎「どうしたんや!?」
土方の怒鳴り声を聞いて店に入った山崎が見たのは、目を輝かせて桜華を見る太郎丸と桜華の胸ぐらを掴んでいる土方。
桜華「山崎さん。」
土方「山崎、お前も何か言え。
コイツ、刀に認めてもらうとか言って…刀の落下地点に腕を突き出した。腕一本無くなりそうだったんだ。」
その言葉を聞いて固まる山崎。
無茶苦茶だよ…。
俺達の為に命をかけるなんて…。
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