参拾六

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土方「平助、左之助、ヤバい所だけ読め。」 『了解。』 鉄之助から文を奪うと平助と左之助は広げ読み出す。 刀の手入れをする一と毒の確認をする山崎はあえてスルーしておこう。 平助「『君の飼い主は僕だけだよ』だってサ;;」 ポイッと文を投げ、新しい文に手を伸ばす。 左之助「コッチは『君の首に僕の痕を付けたい。』…キモイな。」 平助同様文を漁る左之助、楽しくなり始めている。 平助「コレなんかヤバいよ;;『桜華、君は僕だけに足を開く』…もう無理。」 気持ち悪そうに文を捨てる平助。鉄之助は苦笑いを続けているが土方の眉間にはシワが寄り、青筋が浮く。 一は無表情からさらに無表情になり、怖い。山崎に至っては今にも探しに行きそうな程、殺気を出している。 左之助「コレは…『君の身体を舐め回したい。』……総司なんかが知ったら殺しそうだな(苦笑)」 土方「いいから読め。」 感想を言っただけなのだが今にも殺されそうな眼力に怯え、次の文を読む左之助。鉄之助は不憫に思ったのか文を広げた。 鉄之助「これは大丈夫ですよ。『僕の代わり』って髪が送られただけですから。」 平然と言う鉄之助。呪いに近い事をしている。 左之助「コレはヤバいぜ。」
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