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一「…何故、泣く。」
桜華の頬を伝う涙を右手で優しく拭いながら言った。
桜華「…未来を変える…。」
小さく響いた言葉だが全員の耳にハッキリと聞こえた。
桜華は黒く焦点の合わない目で天井を見る。
桜華「…みんな……助ける…。」
夢見なのだろう。
桜華の言葉はまるで新撰組が危険な目にあっており、桜華は無理矢理未来を変えようとしているように聞こえる。
土方「桜華、俺達は死なねぇ。」
総司「特に土方さんと左之助は殺しても死にそうにありませんから(笑)
私と一さんは死ぬほど弱くありません。
平助は………どうにかなるでしょう。」
平助「『どうにか』って何だよ!Σ( ̄□ ̄)!」
左之助「おうよ!俺は死なねぇ‼」
土方「左之、テメェ馬鹿にされてんのに胸張って肯定してどうすんだよ…;;
総司、俺は殺されたら死ぬ。相手を殺してからな。クックック。」
一「…お前が居なくなるまで側に居てやる。」
口々に言う言葉。
一瞬、桜華が笑ったような気がした面々。
ゆっくりと瞼が落ち、眠った桜華だが土方は華桜の言った『ただの女、守れ』が気になった。
桜華がただの女…。って事は血の力が無くなるって事なのか…?俺達に『守れ』と言ったのは力が無くなるから?
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