参拾七

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零番隊隊長と言う肩書きを持つ桜華だが、副長…総隊長になってもおかしくない実力と器を持ち合わせている。 だが、半年で上げるのは不可。功績を成したのならば可能だが、桜華は稔麿を引き込むなど平隊士が認めないような事をしている。 華桜「安心しろ。桜華は今年中に“総隊長”になる。」 総司は嬉しそうにするが、土方は考えを読まれ不快に思ったのか睨む。 一は無表情だが、桜華の昇格に喜んでいるかもしれない。 華桜「俺は読むのも出来るが、感じたんだよ。歳の思いの声がデカ過ぎんだ。」 『俺は悪くない』と言った華桜。土方はクソッと愚痴を零し、髪をグシャグシャにする。 華桜「因みに総司は『桜華の好きな人は誰でしょう?』で一は…『精の付く食べ物、風邪に良い食べ物は何だ』って思っている。」 突然の暴露に2人は驚く。 総司「Σ(゚□゚;)何で言うんですか!?」 一「あぁ、何か知らないか?」 開き直った一に比べ、有り得ない程焦っている総司を見た華桜と土方は馬鹿にしたように笑う。一も微かに笑っている。 山崎「人が汗水流しとるのに何、笑っとんのや。」 廊下に立っていたのは山崎。不機嫌そうな表情で見ている。 華桜「早速、桜華を狙う変態糞男色野郎について聞こうか。」 ニヤッと笑った華桜。一は無表情だが他の面子も冷徹な笑みを浮かべる。 山崎「面白いで~。」 空いている所に座りながら言う山崎。
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