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桜華「すみません。」 店の奥へと皆が固まっている中、桜華だけが浪士達の前に立つ。 桜華「新選組の者です。 あなた達が捕まえている女性を離してくれませんか?」 浪士1の腕の中にいる店員の女性。 浪士2「ふざけた事言ってんじゃねぇよ!餓鬼!!」 桜華に向けて刀を抜いた浪士2。 山崎「桜華!」 人で前に進めない山崎。歯痒い。 ―バキッ 桜華「危ないですよ。」 誰もが殺されたと思ったが、予想外の音が響いた。 桜華の右手親指と人差し指に折れた刀。 浪士1「お前!何をした!?」 慌てる浪士。 桜華は微笑んで言った。 桜華「新選組、零番隊の者です。 彼女を離しなさい。」 穏やかな空気を纏っているハズの桜華からは凛とし、気高い雰囲気。 新選組であると疑っていた浪士達でさえ、威圧された。
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