参拾七

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稔麿「気色悪いんだよ、ゲス野郎。」 ゲシゲシと自分が蹴った脇腹を続けざまに蹴る稔麿。言葉と裏腹に笑っている。 土方「はぁ…。総司、止めろ。」 主人に“今は”しなれて困る土方は玩具を眺めているような表情の総司に言った。 総司「一さんでも良いじゃないですか。私は忙しいんですよ。」 一「ソレは死んでも構わない。」 苦しそうに呻く主人を見て無表情に言った。無表情だからこそ恐い部分もあり、土方は隣から念仏のように聞こえる『死ね、苦しめ』で一は使えないと判断したのだ。 総司「一さんがそれ程嫌うなんて珍しいですね🎵」 一と意気投合してしまった総司。土方もこのまま死んで欲しいと思っていたが、困る。 土方「鉄之助、止めろ。」 手紙を燃やし終わった鉄之助に言った土方。自分の手は汚したくないらしい。 鉄之助「華桜さん、来ましたよ。」
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