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―パンッ
大きな音が響くと華桜の持っている刀が赤く光った。
優しい光は太陽をも消し去るほどの強い光。
総司「何が出るんでしょう✨」
光が収まるのを楽しみに待つ総司。まるで箱から何かを出すような雰囲気だ。
稔麿「紅椿って…まさか!?」
『紅椿』と言う名前の刀に心当たりがあったのか驚きを隠しきれない稔麿。
土方「眩しいな。」
一「…そうですね。」
結構近い2人は何故か冷静に対処する。2人の場合は開き直って驚きもしないのだろう。
鉄之助「何ですか!?」
慣れてきたとは言え、刀が光るなど予想すらしていなかった鉄之助は驚く。
コレが一般的な反応なのはお気づきだろう。
近藤「な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な!?」
ムカつくぐらい『な』を連合した近藤。驚き過ぎて言葉が出ないらしい。
コレも一般的な反応の1つだ。
華桜「妖刀“椿紅姫[ツバキ・コウヒメ]”」
光が収まると同時に現れたのは日本刀と呼ぶには大き過ぎる刀。
剣と呼ぶには細くしなやかな刀。
刀身は赤からもっと鮮やかで深い紅。血溜まりは消え去り、紅い刃が煌めく。
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