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一「大丈夫か?…桜華。」
金平糖に夢中になっている月夜は一が桜華に近付いても気にせず食べ続けている。
位置関係↓
桜華 月夜
一
桜華「ダルいです…。この子が月夜ちゃんですか?」
寝たまま答えた桜華。
一は月夜をチラッと見てから頷き、桜華の額に手を置き熱を計る。
一「熱は無いな…。何か飲むか?」
桜華「大丈夫です。…若宮家の忍が来たんですよね?」
一に支えられながら上半身を起こす桜華。月夜は最後の金平糖を桜華に出す。
月夜「元気!」
自分が食べて美味しかったから元気になると思ったのだろう。
桜華と一は噴き出してクスクスと笑った。
桜華「ありがとう。」
一「…優しいな。」
月夜を膝に乗せて微笑む桜華と側で微笑む一の姿は夫婦だ。
―ドタドタドタ
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