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稽古していたが途中で止めさせ、中央に向かい合って立つ辻風に向かって言う桜華。
桜華「1人ずつ辻風と戦って下さい。辻風、竹刀でも良い?」
忍である辻風は太刀は使うが主に手裏剣。本物でやるのは危険な為、竹刀を使えるか聞いたのだ。
辻風「はい。壱琉様、力はどの様にすれば宜しいでしょうか?」
総司より上だが、土方より下に見える辻風はその若さで若宮家直属風魔一族零番総監督に就いたのだ。
実力は計り知れない。
桜華「最初は5割から、徐々に上げて下さい。辻風から試合を終わらして良いですから。」
辻風「かしこまりました。」
頭を下げて一から竹刀を受け取る辻風。
左之助「よろしくな!」
最初は左之助かららしい。木製の槍を持っている事から本気だと受け取れる。
桜華「構え。」
辻風も若宮の流派を使うらしく、両手を下げて相手を見据える。
左之助は槍を構え、ヘラヘラした表情を止めて隊長の目になる。
桜華「初め!」
『参る(行くぜ)!』
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