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辻風「…すみませんでした。」
左之助に向かって頭を下げた辻風。それは自分の非を認めた事になる。
左之助「ハハッ、気にすんなよ!でも、休憩させてくれ。後でまたやろうな!」
素直に謝った辻風に汗を拭いながらニカッと歯を見せながら笑った。
桜華「左之助、すみませんでした。」
座ったまま軽く頭を下げて言う桜華。自分の忍…部下の非礼を詫びるのは当然の事だ。
左之助「気にすんな。」
グシャグシャと桜華の頭を撫でる左之助。髪が乱れる。
一「止めろ。」
左之助の手をガシッと掴む一。ギリギリと力を込めていく。
総司「死にたいですか?」
満面の笑顔で黒いオーラを出しながら言った総司。抜刀された刀は的確に左之助の心臓に向けられている。
辻風「首が落ちるぞ?」
首に回された手に握られている太刀。勿論、抜刀済み。
真っ青になる左之助。何時もなら怒鳴る土方に助けを求める視線を送る。
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