参拾九

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「お、お代は結構です💦」 怯える男。一が2本の刀と土方の刀、睨みが効いたのだろう。 一「行くぞ。」 そう言って桜華と月夜を連れて離れた一。土方も鉄之助とすぐさま追いかけるように向かうが、山崎は礼してから向かった。 桜華「お祭りって楽しいですね。」 キツネのお面を持って言う桜華。月夜は金平糖を食べている。 一「…夜には花火が上がる。来年は一緒に見よう。」 来年も桜華と祭りに来たいという一の望み。 桜華「花火?花火って何ですか?」 知らない事が多い事を思い知る桜華。以前は記憶を無くして分からなかったが、今は記憶があるにも関わらず分からないのだ。 一「空に光る花だ。色とりどりで綺麗だ。」 この説明では伝わるモノが少ない。だが、こう言う言い方のほかが見つからなかった。 月夜「月夜、め~好き!」
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